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ご挨拶

 今年の5月から新型コロナウイルスの分類がインフルエンザと同様の5類へ変更されて以降、マスクを付けている人が減って人出も大きく戻り、お祭りやイベントも広く開催され賑やかになって喜ばしい限りです。

 多田野奨学会は1971年に設立され、本年で設立52周年を迎えています。株式会社タダノの創業者であり初代社長であった多田野益男とその妻ユキヱが、地元香川県出身の健康で学術優秀な若者に、心置きなく学業に励んでもらいたいとの強い願いのもとに、多田野奨学会を設立しました。

 現在までの奨学生の先輩は330名に上ります。その多くの方が様々な分野で活躍されています。大学院生も入れて在学中の奨学生は23名で、留学中の方も含めて勉学に励んでおられます。
 この奨学会は当初から大学4年間の奨学金給付で続けてきましたが、大学院へ進学する方が増えてきたこともあり、
2020年4月から大学院修士課程2年間の給付を始め、2023年4月からは大学院博士課程3年間の給付を開始しております。

 毎年開催しております香川県内高校生への「京大変人講座 presented by 多田野奨学会」も続いており、本年は10月に西川完途大学院教授による「それいけ!オオサンショウウオ!~希少種保存は何のため?生物多様性を考える~」を開催しました。生きたオオサンショウウオ2匹の展示と日本固有種、中国種、交雑種の特徴をそれぞれ際立たせた縫いぐるみも参加して大盛況でした。
 また、9月には一般財団法人花山(カザン)宇宙文化財団が主催する「宇宙落語会 in うどん県+星空観賞会」(四国初の開催、さぬき市)を協賛開催して小中高生を無料招待しております。

 この多田野奨学会を通して、世界に、そして未来に貢献できる人財の育成のお役に立てることを願って、当奨学会の運営を進めてまいります。

2023年10月
一般財団法人 多田野奨学会
理事長 多田野宏一

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