昨年に引き続き、今年も当社では「ダイバーシティ職場ミーティング」を実施しました。この研修は、働く人の多様性を理解し、それぞれの能力や個性を最大限に活かすために、私たち一人ひとりが何を意識すべきかを学ぶ場として毎年開催しています。
今回は、「職場におけるアンコンシャス・バイアス（無意識の思い込み）」 をテーマに取り上げました。アンコンシャス・バイアスとは、自分自身が気づいていないものの見方や捉え方の偏りのことです。
過去の経験、習慣、家庭環境、周囲の価値観などによって誰もが自然に持つものであり、良い・悪いといった単純なものではありません。しかし、その「無意識の思い込み」によって、知らず知らずのうちに判断や行動が影響を受けている可能性があります。
今回の研修を通じて、多くの社員が自身のバイアスに気づくきっかけを得られたのではないでしょうか。年齢、性別、経験などから生じる固定観念にとらわれず、公正で開かれた視点を持ち続けることが、多様性を尊重する職場づくりの第一歩です。
アンコンシャス・バイアスの理解は、多様性推進にとどまりません。公正な評価制度の構築、チームの活性化、組織の競争力強化、そして会社の持続的成長にも大きく寄与する、極めて重要な経営課題のひとつです。
当社は今後もダイバーシティ推進に取り組むとともに、社員一人ひとりがアンコンシャス・バイアスを適切にコントロールし、より良い職場づくりに向けた具体的な行動を実践していくことを期待しています。
