図2 質量・バネ・ダンパーモデル
図3 質量Mの挙動

Mr.Bondボンドグラフ法による解析に大変便利なツールです。
 「Mr.Bond」は、ボンドグラフの作成から、変数の設定、解析、結果の出力までをパソコン上で効率的に行えるようにしたソフトウェアです。

ボンドグラフとは・・・
 エネルギー保存の法則に基づいてモデルをグラフ表現する手法であり、電気系、流体系、機械系など あらゆるシステムに適用するものです。数式モデルよりも構築が容易であり、エネルギーの流れを視覚的に把握できる、 計算機処理することによりモデルの動的挙動シミュレーションが可能、などの利点があります。

◆主な特長
 ・ボンドグラフの作成に必要なエネルギーの各要素、素子、接点などをアイコン化していますので、マウス操作だけで簡単にボンドグラフを作成することができます。
 ・ボンドグラフのチェック(不成立部分を表示)機能により、作成ミスを防ぎます。
 ・素子毎に特性式、パラメータ変数、フィードバック変数を設定するだけで、解析結果を得ることができます。
 ・解析結果は、グラフ表示したり、CSV形式でファイルに出力することができます。

例題を用意しましたので、是非ご参照ください。
 ・
マス・バネ・ダンパーにおけるボンドグラフ
 ・油圧システムにおけるボンドグラフ
 ・電気回路のボンドグラフ

仕様
◆ボンドグラフ作成機能
 ・ 接点および素子の総数:最大400個
 ・ 接点へのボンド結合数:最大8本
 ・ ボンドの本数:最大500本

◆動特性解析機能
 ・ パラメータ総数:最大999個
 ・ 1素子当たりのパラメータ数:最大15個
フィードバック変数:最大20個
 ・ 出力変数:約100個(C素子、I素子の使用数により変動)

◆グラフィック作成機能
 ・ データ形式:CSV形式
 ・ グラフ出力総数:最大20個

◆必須基本ソフト
 ・ OS Windows98, WindowsNT4.0, Windows2000
 ・ コンパイラ Microsoft Visual C++ 又は DIGITAL Visual Fortran5.5, Compaq Visual Fortran6.5
◆機種
 ・富士通FMVシリーズ及びPC/AT互換機
 ・メモリは48MB以上(64MB以上推奨)

◆用途
 ・油圧、空気圧、電気、電磁、機械などの物理現象の解析、実験・試験の検証、システムの研究開発、教材など


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